不調の原因は陰陽のアンバランス

 私たち人間は自然の秩序に従って生きているかぎり、病気になるはずがないのです。病気は人間が自然から離れ、自己中心的な生き方をすることによって起こるものであり、従ってそれは自然の秩序を取り戻し、心身のバランスを回復するための調整作用でもあるのです。

 
なぜならば、病気とは健康を脅かすものの存在を知らせる肉体的、精神的な警告だからです。そのサインをいかに受け止めて、再び健康な心身を取り戻すために役立てるか。そのために欠かせないものなのです。

 
ですから、病気とは決して悲しむべきものではありません。病気はありがたいものとして、感謝の心を持って病気に接して、健康を取り戻すために、感謝の心を持って食事をする。それは病気になった自分の不摂生、食べ過ぎ等の欲などを反省する重要な機会でもあります。

 
ですから、病気を癒すには、食を正すと同時に、自己中心的な欲を捨てる必要があります。そして、世の中や他人のために働くことです。そうした生活に改めていけば、病気の多くは起こらなくなります。

 
陰陽の原理は食物だけでなく、あらゆる事柄に当てはまりますが、病気になるのも陰と陽のバランスが極端に偏っている結果なのです。病気をなくすには、この陰陽のバランスをいかにコントロールするかがポイントになります。
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